何故か、結果的に解決方法がそうなってしまったのもまた後の事である。
そう理由はが背負った傷の事であって、結果的に病室内でも話せないので・・・。
:あのぉ〜外出届け良いですか・・・。
は冷や汗をしながら、難なく病室内を抜け出したのだが・・・。
やはりこの困難はまだ収まる訳でもなく・・すんなりと外出届けが出てしまったのである。
本来ならの傷では外出は不可能なのだが、病室内で騒いでいる人間を病院に止めて置くこともできず。
その日、その病院では朝から騒がしかったのである原因はロイとエドワードに有る訳だが・・・。
:いい加減に・・し・・。
は怒りの臨界点を越えつつあるのか、今日に限りホークアイ中尉が今、この場に居ない為彼らはやりたい放題なのだった。
はその騒動に巻き込まれたよりも、巻き込まざる終えない状態だった。
等々結果的に切れたのか・・・。耳に付けていたピアスに触れた・・・。
本来なら余り使いたくはなく、ましてにとって無頓着なのであるからして・・・。
ピアスが青白く輝きだし、其処からか彼女の両腕に紋印が浮かび・・見事にその場に氷の刃が落ちるのだが・・・。
は怒りのオーラを増し、二人の元に近づいていった。
:ねぇ〜ロイ・・・喧嘩するなら・・・外でやろうね・・。
エドワードは苦笑いを浮かべながら、の怒りを身にしみて知ってしまったのか沈黙。
それ以上に、ロイはいきなりの事で今だ状況がつかめておらず・・。彼女はこの前と違うやり方で黙らせたからだ。
ロイ:いや・・私は・・・それに君は・・この前のと・・。
をこれ以上怒らせる訳にもいかず、けれどもはロイに顔を近づけている。
何より、この場所を二人は今だに理解していないらしい。この状況を生みだしたのも先程の話。
:外でやろうね!っね!分かるよね・・此処、病院・・・。
ロイとエドワードは二人してを見つめ直すなり、改めて外で決着を付ける事になってしまったのである。
結果的には、場所にして東方司令部・・・けれどもその日は雨であって・・・。
:無能・・にはきついわね・・。
そんな言葉を聞いたのは、東方司令部に着いた頃だった。
第七章 焔VS鋼〔前編〕
ハボック:それで・・によって大将も大佐も黙されたと・・。
東方司令部で暫し沈黙をし、はコーヒーを飲んでいる。
その光景に誰も語ろうとしない。その理由を後に、エドワードからハボックは聴いて納得をしていた。
東方司令部に強制的に連れて来られたのは、ロイを仕事させる為であって・・。
そしてエドワードはそんなネイの行動を読みとれず・・今のこの状況を黙するしかなかった。
ホークアイ中尉はやはり東方司令部に居たらしく、ロイは即座に司令室へ・・・。
仕事が溜まっていたらしく、の所に隠れていたなど知るよしもなかったらしい。
ハボック:っで?何で大将は大佐とやり合ってたっすか?
コップが静かに机に置く音が聞こえて、軍部内はまた暫しの沈黙。
がエドワードとハボックを見つめているからである。総統、怒っているらしい。
:どっかのチビと無能の喧嘩は私の取り合いなの・・。
エドワード:誰が・・仰るとおりで・・。
はまたもや沈黙をさせたのであった。エドワードはどうやら状況を打破出来ないらしい。
はで、またコーヒーを飲んでいた。その場は黙するしかなかった。
後にの事を軍部内で姫君と呼ばれる結果に成り果てたらしい。
その事をネイ自身が知るのもまた後の事であり、どうやら仕事を終えたのかロイは司令室から戻ってきたのだった。
ヒューズ:っよ!お前等、女の取り合いしてたんだってな・・・。
ロイと共に、戻ってきた人物の中には中央勤務のマース・ヒューズ中佐までいる。
はその顔を見るなり、戸惑ったがその後、また黙してしまった。
エドワード:誰が、女の取り合いだって!?
ロイは髪をくしゃくしゃにしながら先程の争いを後悔している。
何故ならその本人は今だにね怒っているからである。
リザ:大佐・・・ご説明して頂けますか・・・。
ホークアイ中尉は何が何だか意味不明の用であり、ロイに説明を求めている訳だが・・・。
ロイは何故か、ハボックの方ばかり見つめている・・・。
そう切っ掛けは此処、東方司令部からなのである・・・。
原因の言葉を継げたのはハボックであり、ロイとエドワードはやはり喧嘩。
リザ:つまり・・結論から言えば、に傷を負わせたから不安だとか・・
:そんな感じの争いという意味ですか?
納得の行く説明であったのか、周りからは大佐では不安などその様な話が舞い込んでいる。
それ以上に益々、ロイが落ち込んでいるのだが・・・。
:いや・・それもあるけど・・・
は総統にロイの落ち込み具合からか、総統に怒りよりも先に他人を気にしているのであった。
どうやら原因は病院内で騒いでいた事には迷惑勝手いたらしい。
そして全く気付かない二人に、怒りを表にしてしまったようなのであった。
後々、ロイは後悔する事になってエドワードは益々、過保護になるのであった。
:こういう所・・兄様達にそっくりなんだから・・・もぉ〜。
はどうやら総統、自分のいた世界の事を思い出して溜め息が漏れていた。
ヒューズは何やら思い出したのか・・・。
ヒューズ:そういやぁ〜今年の査定・・此処で行うぞ・・。
そんな話が持ち出されたのか、エドワードが何かを思いだしたのか。
ヒューズの側まで駆け寄ってきて・・・。
ヒューズ:戦闘査定ねぇ〜おぃ・・ロイ・・エドからの申し出・・どうする?
今だにまだ、へこたれているロイを見つめながら先程の会話を伝えるヒューズ。
は状況が飲み込めておらず、戦闘査定の意味も分かっていないらしい。
瞳を白黒させながら考え込んでいる。
戦闘査定とは、国家錬金術師がレポートなどの研究成果を示す以外に行われるものであった。
ロイ:我々がやったら・・・迷惑になるではないか・・。
ヒューズ:錬兵場を使って良し・・これでもか?
このは今だに、分かっておらず・・状況が飲み込めていない。
そしてヒューズは祭りだといわんばかりに、楽しもうとしているのだった。
ロイ:そもそも・・大総統が許すわけ・・。
次に瞬間・・ロイは全てに於いて説得が出来ずにいたのだった。
大総統は面白いと言って許可を取ってしまい承諾するしかなかったのだった。
その時、まだ納得が言っていなかったのか、最後はヒューズが何かを思いついた。
それに納得しざる終えなかったのだが・・・・。
:なっ納得いかない・・何で景品が私なの!?
今日、この世界ではヒューズと初めてあったのに、ことの騒動を知っているのか・・・。
商品はのキスという話が用いられてしまっており、はその事情を驚きながらも見つめるしかなかった。
ロイ:ヒューズも面白い提案をする・・私が鋼のにを取られる訳ないだろ・・。
そんな言葉をは結局聞き漏らさなくて・・ロイに反発するものの反論出来なくて・・・。
結局されるがまま・・・。そして今日はその場はそれで静まってしまったのであった。
:あ・・明日が・・はぅ〜
その日の夜・・はその結末の結果を考えざる終えずにいたのだった。
そう、ロイの事は好きだけれども、彼女にとっては親しい中での取り合いに景品にされた事が馬鹿らしかったのだった。
:どうしよぉ〜
ロイとエドワードはやる気で、次の日・・・始まりを迎えるのだった。
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Music Box/G2-MIDI 真河 涼 By:Jack O' Lantern |