アリス:でっかい大きなお世話です・・・。何で此処にいるんですか?
私達がアリスちゃんのお誘いで、オレンジプラネットの社に宿泊することになった・・・。
そんな中、藍華ちゃんや私の目の前でアリスちゃんは真面目に嫌な顔をするのであった。
「いちゃ悪いか!アリス・・・。」
そうアリスちゃんの言葉に眉毛を微かに動かしながら、反論した男の子がいた。
その男の子は、白銀の髪をしていて、何故かその隣にはいつも特訓をしている仲間もいた。
灯里:あ・・ちゃん・・・。
その言葉にちゃんも気が付いたのか、笑顔で私に向けてきたのであった。
そんな私達の会話に気が付いていないのか、アリスちゃんとその男の子は睨み合っていた。
:アリスももいい加減にしたら?幼馴染の癖に・・・。
その関係を遮ったのはたったのちゃんが出した一言だけであった。
二人はその関係を自分達以外には知られたくなかったらしい・・・。
:全く、似た者同士なんですから・・・。
そう言いながら溜め息を付きながら。アリスちゃん達の側に近づいたのだった。
この三人の関係が本当は何なのか、正直には分からずじまいだった。
その、生意気な少女に・・・。
:改めて紹介するわね・・こいつ、私の弟の・・。
そういってちゃんと少し似ているさんは、ちゃんに強引に紹介されたのだった。
何処か嫌そうに、アリスちゃんの前で顔をそっぽ向いているのであった。
藍華:そういやぁ〜・・貴方今日の練習どうしたのよ・・・。
直球で藍華ちゃんが疑問に思った事を継げて来たのであった。
ちゃんもそれを理解していたのか、簡単に答えてくれた。
:親に呼ばれたのよ・・と一緒にね・・・。
溜め息交じりにちゃんは平凡に答えてくれた。
藍華ちゃんは何かを理解したのか、藍華ちゃん自身も溜め息を漏らすのであった。
藍華:親が水先案内店の経営者っていう立場だと辛いわよね・・・。
藍華ちゃんは姫屋の娘、勿論、ちゃんもオレンジプラネットの経営者の娘ってことらしいけど・・・。
けど、此処は殆ど普通に皆が会話をしていて、経営者の娘だということも忘れるくらいだった。
:まぁ〜ねぇ〜今回は、を見物ってより当分、水先案内人をやって見たらどうかっとか・・・。
溜め息混じりに、ちゃんも何処か疲れきっているようであった。
お互いがお互い苦労するのは辺り前なのだけれども・・・。
藍華:でも、姫屋と違ってオレンジプラネットは男性社員少ないわよねν
そう疑問に思ったのか、藍華ちゃんは周りを見回す。
歩いている人がたいていが女性であった・・。
男性が歩いているのはごく希であるように思えるのは仕方なかった。
そんな疑問にちゃんは溜め息を付いて答えてくれるのであった。
:殆ど、観光案内を職に持とうとする男の方が珍しいし・・
:弟は親の進めで、暫く水先案内人をやるようなものだし・・
簡単に話をすれば人手不足が理由なのだけれど・・・。
経営を見届けるということだけでも難しいのは仕方がないことなのだけれど・・・。
:ともかく姉貴・・俺はこいつとだけはごめんだぜ?
そう言って弟は私の側にいるアリスを人差し指で指し示す。
そのの態度に怒ったのか、アリスの表情も硬い。これだけでも似た者同士なのだけれどもね。
アリス:でっかい大きなお世話です・・先輩、私もとだけはごめんです。
この二人を見つめながら私はまた大きく溜め息を吐いた。
この二人は会う度にいつも同じ調子で遣り取りしているので、見ている此方が疲れてくる。
お互い好きなのか嫌いなのかも分からないのだろうという感じだ。
何度、この二人の関係に溜め息を漏らしたか忘れてしまう。
:あぁ〜もういいでしょ!とにかく二人共、我慢しなさい!
私がそう呟くと滅茶苦茶この二人は同じ態度で嫌な顔をした。
されても正直、またかといった気持ちになってしまうので仕方がない。
アテナ:まぁまぁ・・・・取り合えず、話は纏まったということで・・・・。
アテナ先輩が何処から聞いていたのか、私にはでっかい疑問です。
でも毎回、と喧嘩していると先輩と共にアテナ先輩が来るので・・・。
でっかい疑問に思うことはなかったのですけれども・・・。
でっかい、灯里先輩と藍華先輩は驚いているみたいです。
藍華:アテナ先輩・・・・いつからいたんですか!?
驚いて言葉も出ない藍華先輩はやっとの思い出でた一言がこれだった。
アテナ先輩は誰も気が付いていないことに少し寂しがってたけど・・。
:話に紛れるなら話なさいよ・・・アテナ・・・。
先輩の突込みが決まった所でもアテナ先輩は一般的な会話をする。
普通は「声はかけたよ」とか「誰も聞いてくれなかった」とか一言いううあずですが・・・。
アテナ:別にいいじゃない・・・。
でっかく別にいいですけど初心の方には驚かれると思いますよアテナ先輩。
先輩はそんなアテナ先輩を彼女らしいと笑っている見たいだけれども・・・。
:あ!・・丁度良いからアリスと買い物行って来て・・・。
何かを思い出したのか先輩はでっかく私にとっては大迷惑なことを言ってきました。
もでっかく、私と同じようなことを思っているようです。
:たく・・何でお前と・・
とか言いながら私1人だけで良い筈なのにちゃっかりは付いて来ています
でっかい私には思うことは独り言が多すぎです・・・・・。
でっかい私は次の角で先輩が頼んだ買い物場所の店に着いたのですが・・・。
問題はただ、此処が入り組んでいる場所であることをすっかり忘れていて・・・。
でっかい大きなお世話であるのですが、と逸れてしまいました。
左右や上下を見下ろしても、その場所には微かなの面影すらない。
アリス:・・・でっかい・・何故かスッキリしました・・。
とっとと買い物を済ませ、私は少し寄り道をしました。
とはいうものの、溜め息橋で一息座っていただけなのですが・・・。
:やっと見つけた・・・。
そう言って息を切らせてでっかいお世話なのですが、が見つけに来ました。
勿論、私は絶対に見つかると思う場所にいたのですが・・・・。
:・・・荷物持ってやる・・・。
不器用ながらもは私の目の前に手を差し出して来たのです。
1人で持てますと主張をしたい所ですが、その気持ちに私は手に荷物を半分持たせました。
:珍しく素直じゃん・・・。
そう囁いたの声はでっかい男らしさを漂わせるような感じです。
見事に私はでっかいただただ照れてきて、顔が赤くなったのです。
アリス:素直じゃない方がいいんですかには・・・。
もうこんな関係に呆れてきたのかでっかい大きな素直に私はなってます。
そんな私にはただ溜め息を漏らしているだけであって・・・。
:お前、俺がどう思ってるのか知ってるのか?
そう呟かれて、私は考え込んでしまった。
は空を見上げてるけど、表情は硬くて・・・・。
アリス:でっかいさっぱり分かりません・・・。
そう言った私に、はまた溜め息を漏らしたのか・・・そして・・・。
私に優しい顔を向けて来て、そしてまた最後に溜め息を漏らして・・・。
:つまりは、こう言うことだ・・・。
そう呟かれた瞬間に私の唇はの柔らかな唇で塞がれていて・・。
でっかいそのキスは私の予想していたものとは違っていました。
:うまくいったわね・・・。
それから数日、暫く様子を見ていた先輩に小声で呟かれた。
でっかい大きな赤い顔をして私はその場で照れていました。
はそれから幾日かオレンジぷらねっとで見かけることがあって・・・。
先輩はどうやら弟の相談に乗っていたようです。
アリス:そ・・そう言う先輩はどうなんですか・・・その・・・
そう私が呟いた瞬間に先輩は顔を真っ赤にしてそっぽを向きました。
翌々先輩を見てれば嫌でも分かる・・その所有の印・・・。
:あぁぁ・・・・私は良いのよ別にそう・・・ね//
そう呟いた先輩は可愛らしくて、何処か可笑しくなって・・・
久しぶりに本当に笑えたような気分です。
アリス:藍華先輩にはでっかい黙っときます・・。
それは紛れもなく私以外に、先輩も本当に誰かを好きということで・・・。
その人物がアル君だということを私は知っているから・・・・
:アリスぅぅぅぅ〜〜〜
そう呟いた先輩は本当に可愛らしいと思った。
その場を知ってるのは、私達二人だけだったけれども・・・。
:いた!おいお前が行きたいって言ってたチケットとれたぜ?
そう呟きながら、私を探していたのかはその場で微笑んでいた。
正直、先輩のおかげでこうなれたのかと思えた気がします。
そうでっかい大きなお世話です・・・。
でも先輩は「悪かったわね!」の一言で終ってしまいました。
何故かその時の先輩は本当に笑っていたから・・・。
〜 Fin 〜
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Music Box/Amor Kana 音羽 雪 by:時は流るる |