小さい頃、私には大切な幼馴染がいた・・・。
それも今は思い出しかなくて、その幼馴染が誰なのかも本当に思い出せないでいる。
その頃からその幼馴染はいつも恥しがりやで、私の前になると顔が赤かった。
そんな幼馴染を私はからかいながらも楽しそうにしていた。
でも水先案内人になってから忙しかったのか・・・。
その幼馴染の顔は覚えていても、どんな名前か、どんな性格だったのか今は分からない。
それ以上に、何故幼馴染と共に過ごした生活を忘れているのか・・・。
もう思い出せずにいた・・・ただその幼馴染が私にいつも贈っていた物があるのは覚えているのに・・。
アリス:先輩・・何で溜め息なんかついてるんですか?
オレンジぷらねっとの同僚のアリスちゃんに語られて・・・・
何故、溜め息を漏らしているのか思い出せずにいた。
急に昔の事を思い出すのか・・・もう私の心の中で呆れていた。
それ以上に、今の私にとって何故か、現実逃避しているのだろうかっと思った・・・。
:何でもないよ・・・・ちょっと昔の事思い出しただけ・・・。
そんな言葉を私はアリスちゃんに告げながら部屋を去っていった。
私が去っていった後で、アリスちゃんが何処か頭に?を浮かばせていたのはいうまでもなかった。
今日の私は本当にどうしちゃったんだろうっと思ってしまった・・・。
何故か昔の事を思い出すと、いつものようになれずにいた。
その、大切な小包の贈り物に・・・。
藍華:今日・・・の調子・・・変よね
そう呟いたのは今ゴンドラを漕いでいる藍華ちゃんで・・・。
アリスちゃんも何故かちゃんの様子に疑問を持っていた。
ちゃんとは先輩と後輩の関係何だけど、けれども晃先輩のような感じじゃなかった。
私達と元々は同年代で、早くに水先案内人を目指したのか・・・。
それが理由で今は、一人前としても忙しい。
それでも私達の前では、いつも明るく接していてそれ以上に先輩という感じではなかった。
アリス:でっかく・・先輩は考え込んでしまうと途方にくれますからね
そんな言葉をアリスちゃんは簡単に私や藍華ちゃんの前で呟いてしまって・・。
そんな会話もいつも当たり前のような感じだった。
藍華:恋わずらいでもしてるのかしらね・・・。
そんな言葉を藍華ちゃんは簡単に呟いていた。
何処か青空を見上げながらゴンドラを漕いでいた。そんな時に・・・。
晃:それはない・・・。
何処かその会話を聞いていたのか、晃先輩は藍華ちゃんの側で話始めた。
恐らく仕事帰りなのか、何処か呆れながら私達を見つめていた。
晃:の事だろ・・彼奴はいつも考え込むとああなんだ・・。
溜め息ながら晃先輩は藍華ちゃんに告げた。
何処かやっぱり晃先輩達の方がちゃんの事は良く知っていた。
晃:はぁ・・が今日そんな感じじゃアリアカンパニーにいるな・・・。
:お前ら行くか・・・本人に聞いた方がいいぞ・・。
何処か晃先輩は溜め息ながら私、水無灯里が勤めている場所にいる事を告げていた。
そんな疑問を私達三人は見つめながら呟いていた。
灯里:どうする・・・藍華ちゃん・・。
私は何故か考え込むようにしていた。
藍華ちゃんは何故かちゃんの事も憧れの存在であったし・・・。
アリス:こうなったらでっかく行くしかないでしょう・・・。
アリスちゃんはこんな所に対しては冷静なのね・・・ν
そんなこんなで私達はアリアカンパニーに向かう事にしたのだった。
アリシア:あらあら藍華ちゃん・・それにアリスちゃん・・・。
そんなアリシアの答えを聞いた瞬間に私は咳払いをしてしまった。
いつも私が考え事をしている時は、此処に来る事を知っているのは晃やアテナ以外アリシアしかいない。
恐らく今いるアリシア以外の晃やアテナにこの事を聞いたんだろう。
それ以上に、何故か私をじっと見つめているアリスちゃんがいる。
:はぁ〜考え込んでる事でしょ・・は・な・す・わ・よ!
この考えを話す時は何故かいつも片言言葉になってしまう。
余り過去の事を話すのは好きじゃない。寧ろ考え込んでいる方が多いのが当たり前だった。
理由を話しだしたらこの三人は真剣に聞いてくるし・・・
アリシアは何処か微笑んでいるし、既に知っているからって・・・・。
藍華:何かその性格って彼奴に似てるわね・・・。
私の過去を話し終えた後、藍華ちゃんは何故か誰かに似ている事を思い出した。
そんな言葉にアリスちゃんも私も誰かを思い出していて・・・・。
ウッディー:灯里ちゃん・・贈り物なのだぁ〜
そんな大声を外で呟いたのはいつも配達で来ているウッディーさんで・・・。
何故かウッディーさんも硬直していた・・・。
ウッディー:あれ・・・・・・え・・えぇ〜
何処か照れ初めていて、は何かを思い出したのか何処かアリシアの後ろに隠れていた。
ウッディーさんは顔が赤くて、やっぱりちゃんの過去の話を聞く限り・・・。
藍華:やっぱりウッディーだった訳ね・・・。
そんな呟きを藍華ちゃんは先輩に向かって語っていった。
そう過去、私は何故かこの人物と分かれるときに告白されていて・・・。
水先案内人になってからは忘れていたのに・・・。
そう簡単に言えばこの幼馴染が・・・私の全てを変えてしまった・・・。
ウッディー:えっと・・その久しぶりなのだ・・元気してたので安心したのだ・・・。
何処かウッディーはちゃんの顔を見ないで呟いていた。
そして何よりちゃんは顔を隠して照れていた。
:ねぇ〜ウッディー・・ごめんね・・忘れてしまって・・・。
何故か昔の事を思い出すのが余り好きじゃなくて・・・。
それでも何故か返事をしないと行けなくて・・今日がその時なのかなっと思ってしまった。
:ごめん・・・私、貴方の事好きだけど・・でも今は・・。
ウッディー:少しずつだけで言いのだ・・また話をしてくれれば・・・。
ウッディーはその後私に指輪をくれて、何処か私は照れていた。
急にウッディーと共にアリアカンパニーを離れたから驚いた・・・。
それでも何処か戻ってきた時には何もなかったような感じで・・・。
藍華ちゃんもアリスちゃんも何処か安心していた。
:えっと騒がせてごめんね・・・。
そんなちゃんの言葉に一安心をして、私達はまたアリアカンパニー内で会話をしていた。
今までとは何一つ変わらないのに、ウッディーさんとちゃんの周りは暖かく感じられた。
その日からちゃんはウッディーさんと会話する事が多くなって・・・。
そして何処か二人の間で贈り物を交換していた事を知らずにいた。
仕事を通してその交換をしていた品を私達は知らない。
それでも始まりは此処からで、それで何一つ変わらないのは幸せな事だと思った。
まだ私達の日常は何一つ変わりないのは当たり前なのかも知れない・・・・・。
〜 Fin 〜
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Music Box/MUSIC CUBE リク by:DRYAD/木の精ドリアード |