一目、貴方を見た時から惚れてしまいました。
どうしてかは、分からなかった。それでも、貴方はまるで僕に微笑んでくれた。
その笑顔が忘れられなくて、僕は貴方を好きになったのだと感じました。
だけど、この気持ちは恐らく貴方には伝わらないんだと思います。けして・・・・。
灯里:あれ・・・アル君?
私が見つめた先は、地重管理人の仲の良いアルバート君が通称アル君が側にいたのだった。
その向かい先には海があって、アル君が何処を見つめているのかは分からなかった。
「だぁ〜れだ?」
灯里:はひぃ〜
背後で声が聞こえて、私は何処か硬直をしてしまった。
後ろには藍華ちゃんが居て、そして何処かアリスちゃんは私を見つめていた。
アリア社長:ぷいにゅぅ〜
アリア社長の悲鳴で我に帰って、下を見つめていたら・・・。
其処にはアリア社長のムクムクぷんぷんのお腹に噛み付いているまぁ社長がいた。
何処かこのパターンもいつもの事なのだという事を分かっていた。
アリスちゃんがまぁ社長をアリア社長から離して・・・。
まぁ社長:まぁ〜まぁ〜
いつもの仲間が揃ったのも分かっていた事だった。
でも何処かアル君を見つめていて、何処を眺めているのか無性に気になっていた。
その、純白な心の手紙に・・・・。
藍華:灯里どうしたの・・・。
目の前にいたのは、アル君で藍華ちゃんも何処か不思議なようで分からなかった。
いつものようなアル君には見えなくて、何処か私達は顔を見合わせてしまった。
そして海辺で、ゴンドラを漕いでいる水先案内人を見つけて・・・・。
何処か、納得行くような感じであったのだった。
アリス:あ・・あれ、オレンジぷらねっとの先輩・・・。
アリシア先輩達と同期の先輩は確かに、水先案内人の間では名が通っていた。
それに、先輩の案内は予約がいっぱいで、正直に言えば憧れともいえる先輩だった。
藍華:水の妖精って言われてるアリシアさん達も素敵だけど・・さんも素敵・・・。
藍華ちゃんはどうやらアリシアさん以外の水先案内人にも憧れがあると知った。
それにしても、本当に憧れる人達が多いのだと思った。
アルバート:あれ灯里さん達、どうしたんですか・・・。
アル君に声をかけられて私達は何処か三人合わせて見つめてしまった。
それはそうなんだけど、でも何処か気になってしまって、どうしようか悩んでしまった。
灯里:アル君、聞きたいんだけど・・・先輩見つめてた?
そう話せばアル君は頬を染めてしまって、逆に話せば先輩を好きなんだなという事が分かった。
私自身、先輩に憧れて水先案内人になったのも言うまでもないけど・・・。
アリス:確か、妖精の女神なんて言われてますよね先輩・・・。
アリスちゃんは同じオレンジぷらねっとにいるからなのか、先輩とは一緒にいる方が多い。
でもアル君を応援したいのは当たり前なのかも知れない。
アルバート:いえ・・あ・・はい、確かに僕、好きですけど・・でも・・。
気持ちを伝えていない事が即座に、私達の間で理解できた。
それでも如何したら良いのか分からなくって、アル君は気持ちを伝えるのが下手なんだと思った。
藍華:ねぇ〜灯里、アリアカンパニー戻らない?
そう藍華ちゃんに言われて、私達はアル君をアリアカンパニーに誘っていったのだった。
その頃、私、はゴンドラを漕いでアリアカンパニーに来ていた。
:あ・・アテナちゃん・・・。
見知った顔がいて、それでも以前合同練習をした皆が集まるのは久しぶりの事だった。
どうしても伝えたい時に、伝えたい人がいないのは寂しい事だよね。
アテナ:あぁ〜ちゃん・・・。
そう呟いても、仕事の合間に会えるのに私達は何処か遠くに行ったような感じだった。
同じオレンジぷらねっとにいるのに、何処か居場所が違うように思えたから・・・。
晃:遅い!
そう頭上で呟かれて、私は何処か硬直をしてしまったのだった。
そうその理由は簡単何だけれども・・・目の前には晃さん。
アリシア:あらあら・・・。
前の仲間が揃ったのは、いつ以来何だろうと考えてしまったのだった。
そんなアリシアさんの笑顔は以前と変わらないようだった。
晃:あらあら禁止!
でた・・毎回、この感じ、恥しい台詞も禁止、あらあら禁止・・・。
禁止言葉を注意するのは何処か後輩に似ているのかも知れない・・・。
アテナ:取り合えず、行こうか・・・。
そう私に語りかけてくれたアテナ先輩に頷いて、私はアリアカンパニーへと入っていった。
でもこの仲間でいると何か落ち着いた。以前、仕事がなくてゴンドラを漕いだ思い出が懐かしい。
藍華:え?じゃぁ〜何、さんが予約入ってない時にゴンドラ乗せて貰ったの?
僕がその事を語ったら、何処か藍華さんがそう呟いてきて・・・。
そしたら思い出を語る事が楽しいだなんて思ってしまった。
アルバート:えぇ〜まぁ・・その時から好きになったんですけど・・・。
本当を語ればその前から、さんが片方だけの手袋の時に乗せて貰った事がある。
そして何よりその時の思い出が一番楽しかったような気がしたのだった。
話せる間の人たちがいる。それが、どんなに嬉しいのかを誰もが皆知っている。
そしていつか、その気持ちを伝える時が来るのだろうかと思うのは当たり前だった。
藍華:ギャァーーーーーーーーース
アリアカンパニーについて、扉を開けた時に藍華ちゃんは悲鳴をあげた。
目の前には、僕が先程まで話をしていた人物がいて、その人物は瞬きをしていた。
藍華:あ・・・晃さん・・。
何処か災厄な人物にあったというような表情を見せていたのは藍華ちゃんだった。
何より、私はそんな後輩を見つめている晃ちゃんがどう告げるか分からなかった。
晃:うるさい・・・。
そう告げると、生クリームかけココアを晃ちゃんは一口飲み干していたのだった。
そんな行動にアリシアさんは微笑んでいた。修行を終えたアリスちゃん達は私達を見つめていた。
アリス:あ、先輩、アテナ先輩・・・。
そんな言葉をアリスちゃんが呟いている間に、アテナちゃんは何処からかクッションを取り出してきた。
そして、人数分をその周りに置いて座る事を進めている。
アリシア:あらあら・・・アテナちゃんは気配り上手ね・・。
いや名人としか言いようがないと私は思ってしまった。
そんな考えをしている中で、灯里ちゃん達が席に座り始めていた。
そして、何処か隣に座ったのはアル君で、私は瞳を瞬きしてしまった。
何処か顔を背けて、照れてしまったのだった。
藍華:じれったいわねぇ〜
僕の隣で藍華さんが、小言で呟き始めた。
つまり僕に、告白をしろと話を進めている訳で、僕は何処か緊張してしまった。
晃:っで?調子はどうなんだ・・・。
そんな言葉に藍華ちゃんはまた叫びだしてしまって・・・。
私はアテナちゃんと顔を見合わせてしまったのだった。
そんな話をし続けている中、何処か僕はこの時間が長く感じられた。
話していた事は、仕事の事や思い出の事で、僕は何も語れなかった・・・・。
:あ、アル、送ってくから・・・。
そう言われて僕は仕方なくさんのゴンドラに乗ったのだけど・・・。
僕の心は真っ白な純白の手紙だった。何処か全て白紙に戻されているような気がした。
アルバート:えっと、今日は楽しかったです。
そう呟きながらゴンドラを漕いでいるさんに語っているのだけれども・・・。
それでも如何したら良いのか分からなかった・・・。
アルバート:さん・・・その・・・好きです・・・。
そう呟いた時、僕は何処か顔を赤くした。
さんの顔を見る事が出来なくて、どうして良いのか分からなかった。
:私も好きだよ・・だからアル・・出来れば会いに来てよ・・ね?
そうさんが話をしてくれた時、僕は始めて笑顔になれた。
そしたら、僕はいつの間にか恋人同士になっていて・・・・。
何処か藍華さん達にからかわれていた事も何処か思い出に入っていたのだった。
それから、いろいろな事を語り合っていた。それが新しい物語になっていた事を僕は覚えている。
〜 Fin 〜
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