合宿制度のあるアメストリスの学園・・。
優等生が揃うその学園生活でとある物語は始まりを告げる。
金髪の少年が目が覚めた時、気がつけば彼の性別は女性へとなっていた。
その切っ掛けも原因も全てが始まりであるかのようだった。
:エド・・可愛いぃ〜
彼女であるは、エドワードを一目見つめた時からやりたい放題なのだ。
そして気がつけば学校が始まる時間だったのである。
エドワード:お前らぁ〜俺を玩具扱いするな!
そんな言葉を継げているのも良い事に残念ながら、説得力がなかったのである。
今の彼、エドワードの格好からして見れば女性の服なのである。
しかもアメストリス学園の制服なのである。
自身が一目さんにエドワードに気がついたのか遊び半分に次々と用意をしてくるのだ。
:だぁ〜ってぇ〜面白いんだもぉ〜ん
その満面の微笑みが憎らしいとエドワードは思ってしまったのであった・・・。
そしてこれを巻き起こした張本人は今、何処にいるのか所在不明・・・。
エドワードにとっては災難な一日が始まろうとしていた。
そして彼女にとってはここぞとばかりにエドワードをはぐらかしている。
災い転じて福が来る!?
:っと言う訳で今日は大人しくしてなさいよね・・エド・・。
そう彼女はエドワードの頭をポンポンと手で触れるのであった。
エドワードは反応が出来ないのか、無力になりかけである。
エドワード:出来るかぁ〜
の手を払いのけて、エドワードは苛立ちながらそう告げる・・・。
だいたい、今のの感情はエドワードは自分をからかっている様子だ・・・。
:へぇ〜んじゃ、ロイ・・自分で見つけるの・・今のその・・女の姿で・・。
嫌みったらしくはエドワードに言葉を告げる。
エドワードはその言葉に無言になる事しか出来なくて・・好きでこんな状態になった訳ではない。
アルフォンス:ごめん兄さん・・フォロー出来ないよ・・・。
弟のアルフォンスは何処か、見知らぬように黄昏ていたのであった。
は、そんな弟が何故か・・・こうなったのも当然という感じであった。
:ねぇ〜話変わるけど、やっぱこれ先月の課題出さなかった罰ですか?
錬金術ではは何時もエドワードと勝負をしている。
そんなこんなで、今回の科学に関する課題レポートも勝負をしていたのだが・・・。
エドワードはどうもその担当教師が嫌いな訳らしく・・・。
んで持って挙句の果て、提出期限を越えたらしい。私には何故そんな行動を取ったのか意味不明。
エドワード:んなの、関係ねぇ〜よ・・・。
:あるんだ・・。
のそのエドワードに対する批判は何処かエドワードを硬直させるばかりで・・・。
は何処か黒い笑み・・この勝負勝ったとでも言いたげな表情を出しています。
アルフォンス:自業自得だよ・・兄さん・・。
だから陽射しで鎧が反射して私は眩しいのか目を細めながらアルフォンスを見る。
やっぱり黄昏てるよ・・何処か孤独感を辺りに漂わせているわよ・・・ν
:どの道私には関係ない・・・っわよね・・。
何かこの場で偉い場違いな発言私はした!?
だって、エドワードに睨まれる筋合いはないし・・変な所で揚げ足取らないでよν
ってえぇ〜やば・・今朝の授業・・いっ行かないとあの豪腕に殺されるν
ぎゃぁ〜ごめん庇ってられないよνだって豪腕、体育の授業サボると五月蝿いんだもん!
エドワード:ほぉ〜関係ないっと・・
あるの・・ねぇ〜私ってあるの・・この場から退散したいんですけど・・。
エドワードの顔が偉く怖く感じる今日この頃です。寧ろ只今余計に怖いので身の危険を・・ν
:だ・・・だから・・そっ・・・それが・・。
言いたい事はつまり、無・・無能探せっての!?しかも私に・・!?
そして私は「・・・・・」な状態で・・・・・。
エドワード:こらぁ〜逃げるなぁ〜
冗談!あの豪腕にも罰せられるのだけは嫌何だよν
毎回あの筋肉を見るたびに身体が締め付けられて仕方がないのだから・・。
アルフォンス:兄さん・・逃げたってより・・。
アルフォンスはエドワードに語りながらゆっくりと扉の方面へと向かっていく・・・。
そんな行動をエドワードは嫌な顔をして見ている・・・。
アルフォンス:今日の1限目だけどアームストロング少佐の・・。
そう呟いた時、エドワードは何処か硬直をして青筋を立て始めていた。
それも当然である今日の授業は一番最初から暑苦しい担当教員・・・。
エドワード:がぁ〜アルぅ〜お前まで逃げる気じゃないよな・・・。
っと黒い気配を感じアルフォンスは最後まで此処で硬直をしていた。
何せエドワードが怒っている時は何を仕出かすか分かりもしないのだから無理もない。
アルフォンス:何で!だいたい兄さんが課題レポート忘れるのがいけないんじゃないか!
逆切れ・・最初の授業の責任を共にとれと・・そういう感覚であった。
そんな室内での会話だったが、廊下で慌しいような行動が近くまで迫っているとも知らずに・・・。
只今、非常にピンチな状態です・・・。
エドワードとアルフォンスが授業に参加してない事を知られ・・・そして・・今に到ります。
:あんな状態をどう伝えろというのよ・・・。
流石、豪腕・・自ら確認しに寮まで来るとは・・どうしましょうかねν
寧ろあの二人が行動をしていてくれれば助かります。っていうより肝心な時に無能はν
エドワード:んがぁ〜すっかり忘れてたし・・・くそぉ〜
エドワードは髪をくしゃくしゃにしながらどう行動をするか考え込んでいる。
よりにもよって不味い時にこうなってしまったのだから仕方がない。
アルフォンス:だからって僕はもう・・。
そう言われても今は錬金術で縛られ状態・・・。
鎧でも鎖とかに囚われたら行動不可能・・アルフォンスですら錬金術を使えない。
:だから・・あのアームストロング少佐・・エドは本当に風邪で・・。
アルフォンスは廊下から聞こえてくる声に気付いたのかその場所を見つめる。
あんの上、の背後にはアームストロング少佐がいた訳で・・・。
エドワード:ん?どうしたアル・・。
ひょこっと扉からアンテナを出して廊下の向こう側をそっと見つめる。
その顔は益々青筋を立て始めてしまった訳で・・・。
いっぽう私はエドワードとアルフォンスの扉を開けるタイミングの悪さに硬直をした。
たく誰が説明で男から女になった何て言えるか!?おまけにアームストロング少佐には気付かれてしまったし・・・。
:どうすんのよぉ〜
私は何処か明後日の方向を向きながら今の状況を考え込んでいた。
それ以上にエドワード達は咄嗟に扉を閉めて・・・。
エドワード:やばい・・気付かれた・・。
エドワードは辺りをキョロキョロと見回すが隠れる場所などない。
あるとすれば今目の前にいる弟のアルフォンスの鎧の中に隠れるしか方法はない訳であって・・・・。
エドワード:アル・・鎧の中に入れさせろ・・・。
そう言うなりアルフォンスの頭を取り出す・・・。そして空っぽのアルフォンスの中にすんなり入る。
当然、その状況はアームストロング少佐には知られたくない事であって・・・。
アルフォンス:あぁ〜ちょ・・兄さぁ〜ん
アルフォンスは多少戸惑ってしまい。どうしたものかと考え出した。
そんな時、案の定アームストロング少佐は、エドワード達のいる部屋に入って来たのだった。
その場でアームストロング少佐が辺りを見回している所から既にアルフォンスは硬直していた。
何故なら、今アルフォンスの鎧の中にはエドワードが隠れているからであって・・・。
それに気が付いたアームストロング少佐は、その場でアルフォンスの頭を持ち上げる。
そして案の定エドワードは、アームストロング少佐に除かれた事で硬直していたのだった。
アームストロング:聴いたぞぉ〜〜〜エドワード・エルリック・・・。
何故か顔から涙が微かに流しているアームストロングをエドワードは嫌な顔で見ていた。
そして何処か、を睨み付けると、は何処かこの行動に冷や汗を流しているのであった。
:エド・・・ごめんなさい・・・。
この状況を阻止出来なかったのは、仕方のない事なので一応は謝罪をしたのであった。
そして何処かアームストロングはまだ此処から立ち去る気はないらしく・・・。
アームストロング:我輩も是非とも協力しよう・・・。
その言葉に今、この部屋内にいる三人は硬直をした。
間違いなく手伝って貰うのはあきらかに面倒だという感じからであった。
エドワード&アルフォンス&:遠慮しときます・・・・。
見事に三人の言葉がアームストロング少佐に告げられたのであった。
だがそれでアームストロング少佐が引き下がるはずもなくて・・・。
アームストロング:では我輩が先に見つけたら連れてくるとしよう・・・。
其処までしないで下さい。という感じに、三人は何処か硬直をしていたのだった。
こうなったらアームストロング少佐より先に、無能を発見させなければならないのが妥当となり・・・。
エドワード:おぃ・・、大佐捜すから何とかしろ・・・。
そうエドワードが告げるので、は何処となく溜め息をついて自分の部屋に向かうのであった。
そして向かった先で、自分の予備の制服を取り出して、エドワードに持っていく事にしたのだった。
:私の予備の制服着てよね・・正し、髪の毛をいつものようにするのは駄目!分かるから・・。
そう警告をネイにされて、エドワードは渋々の予備の制服を着ることにしたのだった。
何処となくアルフォンスはこれから先が少々不安であるという事を悟ってしまったのである。
は何処か無能の情報を得ようと心当たりを考えていた。
エドワードがの予備の制服を着替え終わった頃には既に授業は終わりを告げていたのであって・・・。
:はぁ・・・何処から捜すか・・・。
そう呟きながら、エドワードの隣を歩き始めたのだった。
そんな最中、何故か皆の注目の的がの隣で大人しく歩いているエドワードであって・・・。
『おぃ・・あの子この学園にいたか?』
などと、エドワードをこの学園の男共が注目をしていたのだった。
は何処か溜め息を漏らし、エドワードを見るが、エドワードはというと少しご機嫌斜めであった。
『しかも、可愛いし・・俺、声かけようかなぁ〜』
などと、いまだに語っているのでは溜め息ながらに早く無能を見つけないとならないと思ったのだった。
学園内をくまなく捜しているにも関わらず、ロイは見つからず・・・三人は溜め息を漏らしていた。
エドワード:あのクソ大佐、何処行きやがった!?
そんなエドワードの言葉に何処か上の空のアルフォンスは、あきれ返っていた。
最初から無能の課題レポートを行っておけば、このような事態にはならずにすんだのだ。
アルフォンス:ははははは・・・落ち着きなよ兄さん・・・。
アルフォンス、既にキャラクターが壊れています。
鎧では表情が出ないものの、言葉図解では理解していたのだった。
:はぁ・・私、ちょっと飲み物買ってこようかな・・・。
校内にある売店に向かう為、は一時今いる場所から離れた。
そう、外にまで出て捜しまわっても見つからず、何処に隠れているのかも分からないからだ。
玄関に戻り、は自分の下駄箱の中から上履きを取ろうとした時だった。
中に白い封筒が入っていたのだった。何処かは嫌がらせかと思ったのだが・・・。
その宛先を見つけては何処か硬直をしていた。
そう探し回っている張本人からの手紙だからである・・・。
エドワード:どうした・・・?
何処かエドワードはが帰ってくるのが遅いと思い玄関まで来たのだった。
そして案の定は上履きにも履き替えておらず、手に持っている物を見つめている。
:大佐から・・みたい・・。
そう呟いたはエドワードの前で、手紙をブラブラと見せびらかしていた。
そしてエドワードは人目さんにその手紙を奪い取ると・・・。
中身を開封した瞬間、二人は何処か硬直をしていた。
その内容は明らかに今のこの行動を楽しんでいるのであって・・・。
確かに誰もが怒るような内容であった。
ましてや、自分が研究をしたくせに、結果を楽しんでいるのだから・・・。
鋼の、女性の制服も中々、似合っているではないか。
所で、忘れたとは言わせない。先日、課題を早く提出してくれたまえ・・・。
私としてはこのままでも良いのだがね・・・。
願わくば、このまま女性でいてくれたまえ・・・・。
:これ、どう見ても楽しんでるわよね・・・無能・・。
はその手紙を拝見しながら、アルフォンスに同意を求めている。
アルフォンスはもう何処か呆れかえっている。
つまり先程から無能には、私達の行動は読み取られていた訳だった。
そんな溜め息を漏らしながら、はエドワードを見つめたのだった。
当然エドワードは、手紙を見ながら怒り度を上げている訳であって・・・・。
後がどうなるかもう分からないというのがとアルフォンスの思い出あった。
エドワード:フフフフ・・・あのクソ大佐殺す!
何処かもうエドワードまで、キャラクターが壊れているのであった。
は何処か呆れていたのだが、エドワードに見つめられて、そして・・・・。
エドワード:俺に食われたいのと、手助けするのどっちが好みだ・・。
いや、それ正確に言えば抱きたいって意味だよねν
いや、それは困るから、通わけで手助けはしますよ・・・・はい・・・。
:つまり、錬金術使えっていう事・・ν
こうなったら誰もエドワードを止める事は無意味だし・・・。
機嫌が治まるのを待つしかないのが現実に、分かってしまうのが真実だった。
仕方がなく、溜め息ながらには練成陣を書いていく・・・。
が得意とするのは、氷の練成、逆を話せば無能も炎を得意とする錬金術。
がロイを無能にするのは、容易いのだけれども・・・。
そう思いながら、は練成し始める。
エドワード:よし!これで見つかる・・・。
アルフォンスとは同時に顔を見つめながら溜め息を漏らしているのであった。
結果、学園内でロイを見つけたのは良かったのだけれどもその後が大変であった。
ロイ:鋼の待て・・私が悪かったから・・。
そう悲鳴と冷や汗を垂らしているロイをは見つめながら・・・・。
これはもう助ける事も、助力も無意味なのを理解したのか、の一言でロイは硬直したのだった。
:あきらめなさい・・・。ロイ、エドの機嫌は直しなさいよ・・。
もう止める事など、何をしても出来ませんという態度だった。
解決するまで、勝手にやっていろという感情を持ちながら、その教室から離れていった。
廊下内から響き渡る悲鳴を皆が聞いていたのは言うまでもない・・・。
ただ単にこの迷惑は、私達であってロイには面白半分でエドワードをテストしたらしい。
その後、エドワードがどう判断をしたのかは私自身は知らなかった。
何も知らない振りは出来ず、後に友人に聞いたら地獄絵図を見たという事だった。
:はぁ〜だから何それ?
後々、ロイの授業を受けた者達に聴いたらそんな感想であった。
どうやらあの事件以来、元通りに戻ったエドワードは気にしていないみたいだけれども・・・。
相当に、大佐は苦労したような感じだったらしい。
私はもう知らない振りをするのが苦労をしいたのは・・・言うまでもない。
〜 NEXT HISTORY 〜
その後、私はどうしても気になってロイの元を訪れたのだった。
そしてどうしても溜め息が漏れる。仕方がないのかも知れないが・・・。
けれど普通、此処までやる事なのだろうか・・・。
そんな感じで、この場から逃げられずにいる。
:はぁ〜友達が地獄絵図って話した理由が分かったわ・・・。
ロイの顔はエドワードによって、落書きをされており、挙句消せないらしい。
錬金術を使わない為なのだろうか、まさか手錠をさせるとはねぇ〜ν
何処から持ち出して来たのか自身には分からなかった。
それ以上に、どうしたものかと悩んでしまう程であった。
ロイ:どうでも良いが、どうにかならんかね・・。
反省するまで、このままでいろって事なのでしょうねν
またまた溜め息を漏らしてしまったのだった。
:まぁ〜エドの機嫌が戻るまで、ロイ・・・あきらめなさい・・・。
そしてこのロイの顔を見ても、流石に笑わずにはいられないのが現実だった。
どの道、これにこりて暫くは錬金術を使わない事だという実感をさせられた。
もう既に、お互い様としかいいようがなかったのだった・・・・。
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