状況は更にエスカレート!怒りまくりのヴォルフラムをも巻き添えに・・
異界での波乱万丈物語がスタートをしてしまった俺、渋谷有利こと原宿不利。
結果的にもどうやら天使の起爆装置がスタートをきっかけにしてしまったようだ。
挙句、ギュンターには悪魔の日々が・・。俺達どうなっちゃうのぉ〜
結果的には、異界での物語が俺の状況をさらに悪化させた・・。
:あのさぁ〜そろそろギュンターどうにかしない?
:さっきから『陛下』ってうるさいんだけど?
恥ずかしながらもギュンターは、町の皆にピエロのように楽しませる存在になっている。
先程からずっとそうなのだ・・。そんな場所に近づきたくないのもまた真実なものでして・・。
ギュンター:あっちにも陛下、こっちにも陛下・・・陛下がいっぱい〜!?
流石に夜中まで叫ばれては警察行き、またまた決定かしら?などと思いつつ・・。
紅茶をそそっている私、。有利は完璧にギュンターのことを無視・・無視・・無視しまくりぃ〜
有利:向こうでならまだしも、こっちで今のギュンターと関わりたくないのが本心だな・・
それはそれで無視をしているのかしら?関わりたくない時の先方・・。
だけども、私は良からぬ気配を感じていた。
近くの公園の噴水から周りに迷惑がかかるにも関わらず、水があふれ出ている。
まさか・・そのまさか・・・。
第二章 マのつく、レア&雑踏注意報(前編)
まさかのそのまさかで、噴水から現れた人物は・・・。
やば・・兄様ぁ〜何で?どうして?来るはずないよねぇ〜でもまさか・・本当に来たのぉ〜
私の顔はますます青くなっていった。
有利は平然といまだにコーヒーを啜っているみたい・・。
:流石にそれは無理かしら?もう一人客が・・・ν
あぁ〜どうかお願いだから、私に悪魔を囁きを神様、与えないでください・・。
まぁ〜あのお説教教師、ギュンターは例外なので許すとしますが・・。
有利:っへ?お前やギュンター以外に・・?
やばい気づかれた!兄様がどんどんこっちに向かってきてるよぉ〜〜〜。
ってあれ?ギュンター気づいてない?こりゃぁ〜好都合だってぇ〜。
有利も有利で築いてない。もういっか・・
後は、このまま兄様に任せちゃうとしましょうか・・。案外お気楽なタイプでぇ〜す。
:そうνわがままプーが・・ν
兄様って陛下見つけるのだけはお上手なのよねぇ〜。
いまだに説教垂れてるギュンターは見つけてないようなんだけど・・。
有利:わがままプーが?
その一言は有利にも通用しているみたい。
別名、ギュンターがあだ名を付けた事を、本人であるわがままプーは知らない。
ヴォルフラム:誰がわがままプーだって?
息を切らしながら有利の背後に現れるヴォルフラム。
流石の妹の私も寒気がしてきた・・。だって兄様尋常じゃないもん!私がいないと・・。
有利:うわぁ〜ヴォ・・ヴォルフラム!
へなちょこ陛下・・冷や汗垂れてるよ・・。
ヴォルフラムの登場に驚いているせいかしら・・・・。
:どうもぉ〜兄様ぁ〜ν
私を睨みつける目が痛々しい・・。むしろ、完璧怒ってる!?
異界に遊びに来る事なんて、グウェンダル兄様しか教えてないしなぁ〜まさかしくじった?んな訳ないっか・・。
ヴォルフラム:、僕に何も言わずに出ていくんじゃない
うわぁ〜ん!やっぱり怒ってるよ・・。兄様ぁ〜お願いだからそのまなざしだけは・・・。
流石に私は参ってきてしまった。もうギュンターよんじゃおうかなぁ〜
俺は兄妹の喧嘩にはあまりにも関わりたくないもんねぇ〜。
ただ知らん振り、知らん振り・・。けど流石にやばく感じてきたのは俺だけか・・?そう思いきや・・。
:うぇ〜ん・・ギュンター、ユーリ教えるから助けてぇ〜わがままプー止めてぇ〜
ちょっちょっと待てぇ〜・・今ギュンターを・・。
俺の思考回路は真っ先に平然としては要られなくなった。天使が二人だけでも偉いのにこのうえ・・。
有利:うわぁ〜あの超美形を呼ぶのだけはやめろぉ〜!
俺が、今迷惑なのはヴォルフラムよりもギュンターだ・・。
俺についてきた挙句、迷惑な騒動になるに違いない教育係り・・。ギュンターだけは勘弁だ・・。
ヴォルフラム:もしかしてあっちの方で叫んでいるあの馬鹿のことか?
いやぁ〜むしろお前も馬鹿だ!
妹を追ってここまで来たのか・・。それとも何が目的で・・。
それよりも難題はあの超美形だ・・。
が呼んでしまった。天使が俺に起爆装置を踏ませたぁ〜。
有利:ヴォルフラム、説得力ないぞ・・。
どうやらギュンターはを見つけて目がボロ泣き状態なんですけど・・。
しかも・・こっちを向いた・・向いた・・。見つけんなぁ〜ギュンター!庇いきれん・・。
ギュンター:陛下ぁ〜ヴォルフラムと一緒でしたかぁ〜
一緒にすんな!おまけに抱きつかれても困るのは俺だ!。
はでしてやったりの顔してるし・・生意気な小娘だ・・むしろ小娘より婆か??
有利:げっ!見つかっちゃったじゃないか!ヴォルフラムのバカッ!
へなちょこ陛下、貴方はやはり兄様に八つ当たりですか?
本当に兄様想いなの・・!?まぁ〜これで陛下と兄様が結ばれればオール結果万々歳!
まぁ〜私は、陛下が断ればどうしようかなぁ〜(っニタ)
ヴォルフラム:なんだとっ!!
ヴォルフラムも再び反発するのねぇ〜。私は見ていて飽きないけどなぁ〜。
有利で楽しんでいるようだしぃ〜それよか・・ギュンターの泣き顔がまたですか・・?
ギュンター:陛下ぁ〜喧嘩しないで下さいまし・・。
今の内に私はおさらばしちゃおうかなぁ〜。だぁ〜ってぇ〜陛下の側にいた理由はぁ〜
まぁ〜ばれてないしぃ〜今の内にぃ〜例の物をぉ〜売らないとぉ〜金にならないしぃ〜(悪・・・)
それにぃ〜これは、これでぇ〜餌ぁ〜なのでぇ〜。
先程から妙な視線を感じられるのは気のせいかしら・・?兄様かしら・・この感覚は・・。
ヴォルフラム:んなことより、はどうしたぁ〜!彼奴は・・・
魔界での経緯を思い出す・・。流石にアニシナの一言はいたかったのだ・・。
ヴォルフラムの顔は益々青白くなる・・。
ヴォルフラム:何故・・僕が・・。
アニシナは微笑み状態。コンラートも止めには入らず・・そしてグウェンダルも・・・。
その時に追撃の一言・・。血盟城ではパニックになりかけたかも知れない。
アニシナ:あぁ〜言い忘れておりました・・。
コンラッド:何をですか?
アニシナの微笑みは未だに続いている。
まさかの思考回路がヴォルフラムを襲いかかる・・。
アニシナ:先程、が姿を消す前なんですけど・・・。
グウェンダル:ま・・まさか!
アニシナ:異界に行く前に教え解きますね。
:は、血盟城の地下倉庫からモルギフを持ち出したようですよ・・。
その平然とした一言は、アニシナ以外の者は全員が沈黙するはめとなってしまった。
魔王陛下以外が扱う事を許されないモルギフがいとも簡単に・・。
そして、何もせずにはいられない状況が続いてしまったのだ・・。
有利:は?メルギフを!?
ヴォルフラム:モルギフだ!
有利:軽いジョークだって
相変わらず突っ込みだけは兄様はお上手なのね・・メモメモ・・。
ジョークも言ってられる状況なのかしらねぇ〜モルギフ・・。やっぱり可愛いvV
でも流石になぁ〜兄様が来たおかげで、余計な手間が増えたしぃ〜
もぉ〜どうなってるのぉ〜アニシナな訳ないよねぇ〜多分・・。
ギュンター:陛下・・ジョークを言っている暇はありません。
:モルギフに魔石がついていたらどうするのですか?
流石、ギュンター!心配性な所は相変わらずなのよねぇ〜でも何かつまんないなぁ〜?
それにぃ〜ギュンターが陛下の元に居ればほんの少し逃げられるしぃ〜。
流石に、私を捜す兄様の視線が居たいかしら・・?
何だか・・なぁ〜計画もどうなってるんだか。はぁ〜何か楽しくないなぁ〜私・・。
有利:だって魔石は上腕二頭筋がもってるじゃんか。それはないって
笑える・・。ごめん。だぁ〜ってぇ〜ヨザックったら・・。
あぁ〜もぉ〜ダメ・・絶対話しちゃう・・。思い出す。何で・・あははぁ〜
ヨザック:魔石持ってても意味ないんだよねぇ〜
:だったら私にくれない?ピアスにしたかったんだよねぇ〜。
冗談でいった言葉ですらも・・。本当に受け入れちゃうんだから・・。
それに、私はヨザックにどうしても頼みあったしねぇ〜その時。
ヨザック:けど陛下の命令だし・・。
:だったらバレなきゃいいの!それにぃ〜頼みもあるしぃ〜。
話に乗るとは本当に思わなかった・・。鬘とドレスを購入頼んだだけなのにぃ〜。
まさか、ヨザックがここまでしてくれるとは想像以上・・。でも助かったかもねぇ〜実際。あぁ〜もうだめ・・。
:そんなことないもぉ〜ん。私が貰ったのぉ〜
:こっちじゃレアで売れるしぃ〜。
って言うのは全部嘘!本当は魔界で売った方がレア価値あるんだけどぉ〜。
まさか、まともに受け入れるとは・・アホですか・・?
ヴォルフラム:
有利:えっ売るの!?そんな不気味な剣、誰も買ってくれないって!
陛下だけだと思ったのにぃ〜何で?何で兄様までつられて度肝抜かれてるのぉ〜
本当に馬鹿としかいいようが・・馬鹿・・真面目馬鹿!もう少し冷静に考えろって!?
:マニアの間じゃぁ〜欲しがってるやつ多いもぉ〜ん!
っあ!つい馬鹿につられてしまった・・私って案外乗るタイプ?むしろそっかぁ〜
でも本当に馬鹿が何人いてもあきないわねぇ〜いっそうの事もっと楽しませましょうかしら・・。
ヴォルフラム:だからといって・・僕の許可なしに・・。
つられればつられるのよねぇ〜私・・。案外、兄様も考えなし?それに乗る方も乗る方なのでぇ〜
そういえば先から妙にギュンターが静かなのは気のせいかしら・・?
気のせいなのかしら・・本当に・・!?追加じゃぁ〜(何を・・)
:あっ兄様は知ってた?ユーリは兄様の事が好きなんだってvV
だってねぇ〜そりゃぁ〜ねぇ〜婚約者を放置しておくお方が何処にいるのやら・・いるかここに・・。
そうへなちょこ陛下様こと、渋谷有利原宿不利様が・・。(にこにこ)
有利:言ってない・・。そんなこと言ってない・・ν
断固否定ですか?へなちょこ陛下様・・。私は否定させはしない・・そう消して・・。
それにぃ〜陛下も陛下でヴォルフラムを好意しているしぃ〜お似合いなんだからぁ〜もぉ〜じれったい。
:じゃぁ〜モルギフは私の物(キラリ)
あ・・まだつられている私がいるわ・・この会話か察するに乗るのは妥当・・。
そうへなちょこ陛下様以外いないでしょう・・当然乗ってきたわけでぇ〜。
有利:なんでそうなるんだよ!
ギュンター:そうです。それは陛下の物です。!陛下にお返しなさい・・。
あら?そんなに陛下様はモルギフを手放したくないのかしら・・。
それに何で無能な貴方まで乗ってるのかしら?ギュンター・・貴方は何か企んでいるのではぁ〜?
:やだvVもうモルギフは私の物だも〜ん。ねぇ〜モルギフ?
モルギフ:・・オ・・ウア・・
うわぁ〜モルギフ!返事しちゃってどうするの!?
むしろ若い子好みな訳ぇ〜ねぇ〜モルギフ・・意外と親父くさった所ありですかぁ〜!?
〜 to be continued 〜
ってぇ〜まだ続くんかい!この騒動・・。
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